「オフィスの床」は、普段働くなかであまり意識しない部分かもしれません。
しかし、素材や色など、選択肢は多くあり、快適なオフィスを作るための大切な要素です。
こちらの記事では、オフィスの床材選びの重要性や種類、選び方などについて解説します。
・オフィスの床材を変更しようと考えている
・リニューアルを機に快適なオフィスを作りたい
・オフィスの床材を使って上手にゾーニングをしたい
このような方は、ぜひ参考にしてみてください。
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【CONTENTS】
1.オフィスの床材選びが重要な理由
2.オフィスの床材の種類
3.床材の選び方例
4.JIMUKIが扱う床材にはSDGsを意識した商品も!
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1.オフィスの床材選びが重要な理由
床の素材によって、歩いた際の音の響き方は大きく変わります。
例えば、オフィスの床が固い素材でできている場合、底の固い靴や、ヒールを履いた人が歩くたびにコツコツと音が反響します。また、ビニル素材の床であれば、雨の日に濡れたゴム底の靴で入ってきた人が歩くたびにキュッキュッと擦れた音が響くでしょう。
部屋の用途に合った床材を選ばないと、音で業務中の集中力が削がれてしまう可能性があります。
また、オフィスの床は壁よりも広い面積を占めており仕事中に必ず目に入る場所のため、色が与える印象も重要です。暖色系には気持ちを明るくしたり意欲を上げたりする効果が、寒色系には心を落ち着けたり、集中力をアップさせたりといった効果が期待できると言われています。
部屋の用途やオフィス全体の雰囲気を鑑みて、素材や色を選ばなくてはなりません。
2.オフィスの床材の種類
オフィスの床の種類は、主に以下に大別されます。
●タイルカーペット
オフィスにおいて広く一般的に使用されているのが、タイルカーペットです。
色・柄のバリエーションも豊富で、もとの床に貼って使うことができ、撤去するときも簡単にはがせます。
防音効果も高く、導入のしやすさや使い勝手の良さなど多くのメリットがある素材です。
●塩化ビニルカーペット
塩化ビニルカーペットは、ポリ塩化ビニル製でタイル型(フロアタイル)とロール型(フロアシート)の2種類があります。
オフィスは、パソコンをはじめとするOA機器の配線が多いため、タイル型を選ぶケースが多くみられます。
耐久性にも優れており、クッション性・耐薬や帯電防止などに強いものもありますので幅広い業種で利用できる素材です。
●タイルカーペットと塩化ビニルカーペットの張り分けスタイル
店舗とオフィス機能がひとつのフロアに同居している場合や、エリアを明確に区別するときによく用いられます。
複数の素材を使うことでゾーニングの効果やデザイン性が向上します。
例えば、クリエイティブさを打ち出している建築事務所や、ウェブデザインを手掛けるオフィス、ショールームなどで見かける手法です。
●防塵塗装のモルタル仕上げ
コンクリートの打ちっぱなしに近い見た目の素材です。
アパレルの店舗や掃除が頻繁に必要となるヘアサロン、カフェなどの飲食店でデザイン性と実用性を兼ねて採用されているケースがみられます。
●天然素材のもの
大理石や本物の木など、自然由来の素材を使ったタイルなどが該当します。
高級感が増す反面、手入れが大変で破損したときの修理にコストがかかることも珍しくありません。
ここぞという時の来客スペースなど、一部に用いるケースが多いでしょう。
各素材のメリット・デメリットを、以下の一覧にまとめます。
3.床材の選び方例
床材を選ぶ際には、部屋の用途や求める機能性を起点に考えます。
いくつか例を挙げてみましょう。
●静かな空間を作りたい場合
集中して業務を行う空間や、会議室などでは、音が響きにくいタイルカーペット素材が有効です。
天気が悪い日に濡れた靴で歩いても、音が響きにくく落ち着いた環境を作ることができます。
カラーバリエーションや柄、毛並みの種類も豊富で、繊維素材ならではの温かみがあり、柔らかな雰囲気を演出することができます。
●デザインの幅を広げたい場合
空間デザインの強みがある床材といえば塩化ビニルカーペットです。表面はプリント加工されているため「木目調」「大理石調」など本物に近いデザインをリーズナブルに再現することができます。
製造コストが低く、安価に導入することができるため、広い面積をカバーするオフィスでの利用に適しています。
●ぬくもりを演出したい場合
自然素材の床材の中にフローリング材があります。木目調のデザインであれば塩化ビニルカーペットでも再現はできますが、やはり本物の木と同等のクオリティを実現することはできません。天然素材は経年変化で味わいのある空間を創り出すことができることも魅力です。
一般的にオフィスの床材として使用することは少ないですが、デザイン性を重視した場合に取り入れるケースもあります。
●ゾーニングの意味を持たせたい場合
近年のオフィスのトレンドとして、ワンフロアオフィスを導入する企業が増えています。ワンフロアオフィスは、コミュニケーションの活性化や解放感を感じられる空間を実現できることが魅力です。しかしワンフロアオフィスの場合、来客エリアが隣接していたり、執務スペースとリラックススペースの境目がわかりづらいという現象が起こります。パーテーションを設置することで空間の間仕切りは叶いますが、ワンフロアオフィスの魅力が減少してしまいます。
そこで、床の素材や色を変えることで視認性が増し、自然な形でエリアの境界を明確にすることができます。
4.JIMUKIが扱う床材にはSDGsを意識した商品も!
弊社の床材の主な取扱いメーカーである「株式会社 川島織物セルコン」は、SGDSへの取り組みにも力をいれている企業です。
同社は、オフィスから出る廃棄物削減の一環として、不要となったタイルカーペットの廃材を再資源として利用したカーペットも開発しています。
これらの商品を使用した場合は、「商品出荷証明書」が発行され、SDGsに関する対外的なアピールにも有効といえます。
もちろん、その他の床材も総合的にご提案可能です。
用途、オフィスデザインとの調和など、プロの目線からそのオフィスにぴったりの床選びをお選びします。
オフィスの床選びに迷われているようでしたら、ぜひ一度弊社までご相談ください!
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