2024.08.27

毎年9月1日は「防災の日」です。
この日に合わせて、避難訓練を実施する企業も少なくありません。
とくに総務部にとっては、防災対策の見直しを行うよい機会ともいえます。
そこで今回は、この時期だからこそ考えたいオフィスの防災対策についてご紹介します。

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CONTENTS
1. 防災の日に見直したいオフィスの安全対策
2. 本当に足りている?備蓄量のチェック
3. 現代に合わせた災害対策のご提案
4. 既存設備・ルールの点検や見直しもお忘れなく
5. オフィス防災のご入り用はJIMUKIまで
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1. 防災の日に見直したいオフィスの安全対策

防災の日が制定されたのは1960年のこと。
9月1日という日付は、関東大震災に由来します。
災害への備えを促す防災月間の一環として、国民がその認識を深め、適切な対処法を学ぶことが目的です。

また、9月は台風が多く、月間で防災意識を高めることが重要。
ぜひこの機会に、オフィスの防災について見直しましょう。

1-1. 近年に起こった大規模災害

災害はいつ発生するか予測できません。地域は違えど、毎年のように大規模な災害が発生しています。

発生日主な被害地域被害内容
能登半島地震2024年1月石川県最大震度7 建物被害
福島県沖地震2022年3月宮城県、福島県最大震度6強 インフラ被害
集中豪雨2021年8月全国各地河川氾濫、土砂崩れ、
交通機関の運休
福島県沖地震2021年2月東北地方最大震度6弱 建物被害
令和2年7月豪雨2020年7月熊本県中心集中豪雨、浸水被害

1-2. 大規模停電なども発生

地震や台風は直接的な被害だけでなく、大規模停電などにもつながります。
建物が無事でも、エリア一体で電気が使えなくなれば、大きな被害を被ることは想像に難くありません。
たとえば、近年では台風の影響により、以下のような大規模停電が発生しています。

発生日停電発生戸数(最大)停電期間
令和元年房総半島台風2019年9月約93万戸約2週間
平成30年台風第21号2018年9月約240万戸約2週間
平成30年台風第24号2018年9月約180万戸約1週間

1~2週間、広範囲にわたって電力がストップするなどの状況は、今後も起こりえます。
そのための備えをすることは、家庭だけでなくオフィスにおいても重要です。


2. 本当に足りている?備蓄量のチェック

防災の日にまずチェックしておきたいのが、オフィスの備蓄品です。
ポイントは現状に合わせた量を確保すること。
以下の手順に沿って、必要量が備えられているかを確認しましょう。

  1. オフィスに出社する従業員の最大数+平均的な来訪者数を合計する
  2. 人数×3日分を必要最低限の備蓄量として計算する
  3. 現在の備蓄品をチェックし、保存期限切れの水や食糧などを廃棄する
  4. 不足分の買い足しを検討する

参考までに、東京都発行の「東京都帰宅困難者対策ハンドブック(P49)」には、必要な備蓄量が以下のように示されています。

1人当たり1日3リットル
主食1人当たり1日3食
毛布1人当たり1枚


3. 現代に合わせた災害対策のご提案

一般的な防災備蓄品には、水や食糧だけでなく以下のようなものが挙げられます。

  • カセットコンロ
  • ラジオ
  • ボディタオル
  • 非常用簡易トイレ
  • エア枕
  • 軍手
  • 歯ブラシ等の衛生用品
  • 救急セット など

上記はどのような環境であっても必要になるアイテム例です。
一方、より現代のニーズに合う備蓄品の整備も、この機会にぜひ検討してみましょう。

3-1. 今の時代、災害時に欠かせないのは「電気」

状況次第ではありますが、一般的に災害支援物資の到着は3〜7日と言われています。
一方、電気の復旧は長いと2週間かかることも。
水や食糧が最優先であるのは当然ですが、被災した側からすれば、スマートフォンが使えないのはとても不便です。

とくに企業の場合は、同僚や取引先、従業員の家族などに連絡が必要となる場合も多く、電気が欠かせない環境ともいえるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、災害備品としての小型蓄電バッテリーです。
オフィスに設置しても邪魔にならないサイズで、かつ大人数が同時に充電を行える製品を選びましょう。

【おすすめ品】非常用電源装置「E.P.S mobile」

参照:https://www.epeg-j.co.jp/products/epsmobile 

  • 小型軽量のハイスペック蓄電バッテリー
  • 1台で50台以上のスマホを充電可能
  • 充電は太陽光パネルや自動車のシガーソケットからもOK
  • 持ち運び可能なので、津波災害のときにも便利
  • バックアップ電源(UPS)としても利用可能

3-2. スタイリッシュなオフィスに馴染む防災グッズも登場

災害用備蓄セットは昔ながらのデザインのものが多く、スタイリッシュなオフィスだと目立つ場所に置きにくいという声も聞かれます。
こうしたニーズに対応すべく、近年では見た目にもこだわった防災グッズが登場しています。

オフィスの美観はスタッフのモチベーションや帰属意識にも関わる重要なポイントです。
レイアウトやインテリアに力を入れているのであれば、スタイリッシュな防災グッズの情報もチェックしてみましょう。

【おすすめ品】防災用備蓄スタンドBIST

参照:https://facil.jp/bista/

  • おしゃれなオフィスにも自然に溶け込むデザイン
  • 必要な防災用品一式をコンパクトに収納
  • 災害時には充電ステーションや支援物資としても活用でき、地域貢献にもつながる

3-3. もっとも重要な災害対策は“起こる前”のバックアップ

オフィスならではの防災対策のひとつとして挙げられるのが、データのバックアップです。
社内に設置してあるサーバーやデスクトップPCが災害によって破損すると、中に保存されている重要データが消失してしまいます。
こうした災害リスクを踏まえて、適切なバックアップ体制を構築するようにしましょう。

▼参考
「3-2-1ルール」って知っていますか?バックアップの方法と注意点を紹介


4. 既存設備・ルールの点検や見直しもお忘れなく

オフィスの防災対策においては、備蓄品のチェック以外にも既存設備やルールの点検・見直しが求められます。
たとえば消火器の期限が切れていないかや、災害時マニュアルが古くなっていないかを確認してください。
必要に応じて整備を行い、災害に備えましょう。

4-1. オフィスレイアウトから考える防災対策

備蓄品のチェックが終わったら、次に災害時を踏まえたオフィスレイアウトがなされているかもチェックしましょう。
とくに避難経路の確保、オフィス家具の配置と固定、そして消防隊の進入口や排煙窓の確認は、効果的な防災対策の重要ポイントです。

◎避難経路の確保
避難経路の確保では、消防法や建築基準法で定められた内容を守ることが基本ですが、それに加えて実際に避難可能な幅がしっかりと確保されているかどうかを定期的に確認します。
通路が狭すぎる、または物が積み上げられて避難経路が塞がれている場合は、速やかに対処を行う必要があります。

◎オフィス家具の配置と固定
地震などの災害時に転倒や移動を防ぎ、避難の妨げにならないよう、オフィス家具の配置を工夫しましょう。
家具は床や壁に固定することで、安全性をさらに高められます。適切な固定方法については、専門家に相談するのがおすすめです。

◎消防隊進入口や排煙窓の確認
消防隊の進入口や排煙窓も重要なチェックポイントです。
消防隊進入口には、必要なマークを貼り、常に障害物がないように管理します。
排煙窓は火災時に有害な煙を効率的に排出するために設けられており、これが適切に機能するかどうかも定期的な確認が必要です。


5. オフィス防災のご入り用はJIMUKIまで

JIMUKIは、オフィス機器の導入だけでなく、防災に関連した設備の手配にも対応いたします。
合わせて、業務効率と防災対策を両立したオフィスレイアウトのご提案も可能。
スタッフが働きやすく、かつ安全に過ごせるオフィスづくりを目指す企業様をサポートいたします。

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