これまでのオフィスは「機能性」を重視し、「デザイン性」は軽視されてきたのではないでしょうか。
仕事をする上で「機能性」は大切ですが、世の中の変化に伴い働く場所の多様化が進む昨今では、自由度の高い空間も重要です。
自由度の高い空間は組織のアイデンティティを成長させるだけでなく、働く社員のモチベーション向上にもつながります。
JIMUKIは、「働く空間・働き方をデザインする会社」として、自社オフィスのリニューアルを行いました。
今回はJIMUKIオフィスのリニューアル事例をご紹介します。
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【CONTENTS】
1.リニューアル前にJIMUKIが抱えていた課題
2.狙いとリニューアル後のオフィス
3.リニューアル後の変化
4.まとめ
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1.リニューアル前にJIMUKIが抱えていた課題
リニューアル前のオフィスは、一般的なデスクが並んだ執務スペースでした。
その時に抱えていたのが、以下のような課題です。
・自席の使用頻度が低い社員がいる
全員に自席を設けていたものの、営業・サービスのメンバーは日中あまりオフィスにいないため、使用頻度が低く無駄が多い状態でした。
・業務に集中しづらい環境
オフィスは常に電話が鳴る環境で、集中して作業をするのが難しいという声もありました。
・空間にゆとりがない
天井が低くスペースに余裕がないため、パーソナルな空間を確保しにくい状態でした。
窮屈さが作業効率を下げる要因になっていたと思います。
・ランチをする場所がない
ランチは自席で食べることが多く、食事中もあまりのびのびと過ごせない。
・リラックスできる場所がない
デスクワーカーは、8時間ずっと同じ席に座って仕事をする状態。
身体への負担や、アイディアを創出するゆとりという面からも課題。
・空間が殺風景
昔ながらのオフィスという雰囲気で、少し殺風景。
2.狙いとリニューアル後のオフィス
JIMUKIは、そんなオフィスを変えるべく、リニューアルを行いました。
■JIMUKIの狙い
ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の考えを取り入れる
「ABW」は、仕事内容に合わせて自由に働く場所を選び、より生産性の高い働き方を実現するというオランダ発祥の設計思想です。
単にフリーアドレスを導入するだけでなく、多彩な打ち合わせスペースを配置したり、集中作業専用の個室を設けたりするなど、仕事の質を高めるための多様な仕掛けを目指しました。
その上で業務に行き詰まったときなどに、ほっと一息つける場所や自然とコミュニケーションが生まれる空間づくりをすることで、社員の働きやすが実現すると考えました。
それでは実際のリニューアル後のオフィスをご覧ください!
・執務デスク
働き方の自由度を高めるために、固定席とフリーに使える席をハイブリッドに設置。
固定席に座る社員以外は全てフリーにすることで、オフィスにいる社員が効率的にスペースを使えるように配慮しました。
・ロッカー×ミーティングデスク
フロア内でもひときわ目を引く中央の大きな家具は、社員の個人ロッカーとして利用。
自席を持たない社員の書類や荷物を入れておくことができます。
こちらは胸下の高さになっており、立ったまま簡単なミーティングを行うことも!
大きなテーブルにもなるので、図面や書類を広げて打合せを行えるスペースを確保。
ロッカーとミーティングスペースを両立させる仕掛けで、スペースを最大限活用しています。
また、空間の間仕切りの役割も担っています。
・個室ブース
課題だった業務への集中という観点では、オンライン会議や個人作業に使える「集中スペース」を用意。
これにより、従業員各々がそのとき取り組んでいる業務内容に応じて、集中できる環境を整えています。
・明るく、リラックスできる空間を演出
まるでカフェのように、木の温かみと洗練された雰囲気を感じる空間に。
家具ひとつひとつにもこだわっています。
・バーカウンター&キッチン
コの字型のバーカウンター&キッチンを設置。
炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫、コーヒーマシンを完備。
・座席
カウンター席とボックス席を設けることで、その日の気分で作業する場所を選べるように。
ボックス席のソファは壁一面にあり、机を組み合わせて複数人で横並びの打ち合わせも可能。
・リラックスルーム
一番奥にある扉の先にはリラックスルームがあり、リクライニングチェアを設置。
3.リニューアル後の変化
リニューアルは、結果的に大成功!
オフィスを新しくしたことで、さまざまな変化が生まれました。
・明るいオフィスで作業効率もアップ
白を基調とし、天井を上げることで空間に広がりが生まれ、その中に多種多様なブースを作ることで、作業に合わせた場所で業務ができるようになりました。
また、オフィスがきれいになったことで、社員がしっかりと片付けをする習慣が根付いたり、スペースを広めに確保できコロナ対応をスムーズに行えたりといった、副次的な効果も。
・社員間のコミュニケーションが増えた
各所にミーティングスペースを配置することで、自然に打合せやコミュニケーションが生まれるオフィスへと変貌をとげました。
コーヒーを飲みながら作業やコミュニケーションをとることもしばしば。
・バーカウンター&キッチンで、社員がランチを作って談笑しながら食事
なんと、炊飯器でお米を炊いている社員もいます!
職場で自炊ができるので「健康的になった」「毎日のランチが楽しみ」という社員の声が多いです。
・社内の打ち上げや歓送迎会、社外との交流会の場としても使用
週末の飲み会や忘新年会などのレクリエーションはもちろん、社外の方をお出迎えしての打ち合わせや勉強会もオフィスで開催しています。
・リクルートのエントリーが「10倍以上」に増加
おしゃれな空間が目を惹き、老若男女問わず応募が増えました。
4.まとめ
このように、オフィスリニューアルの効果を私たちが身をもって実感しており、だからこそ自信をもってお客様におすすめやご提案ができます。オフィスのデザイン・レイアウトだけでなく、内装工事を含む各種工事、オフィス家具の設置、システムの構築までワンストップで対応できるところがJIMUKIの強みです。自社のコンセプトや働き方に合わせたオフィスづくりを目指したい方は、お気軽にお問合せください