みなさんはもう「ChatGPT(チャットジーピーティー)」を使って仕事をしていますか?2022年11月30日に発表され、たったの2か月で1億ものユーザー数に到達、ほとんど人間のように会話が出来る驚くべき高性能なAIとして、大きな話題になりました。2023年はChatGPTによって新しい産業革命が始まった年として歴史に刻まれることでしょう。

しかし、ChatGPTを使うにはまず英語のサイトに登録する手間がありますし、質問しても間違った答えが返ってくる事があるので、あまり自分には使いこなせないな、と思っていませんか?

それは本当にもったいない事です!
そこで、本記事ではChatGPTを使う入門編として使いやすい「新しいBing(ビング)」をご紹介します。

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CONTENTS
1. 新しいBingとは?
2. 新しいBingの優れているところ
3. 新しいBingを試す前の準備
4. スマホにアプリをインストールして業務にも活用しよう
5. 自分で試してみることはデジタル化に向けた第一歩
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1. 新しいBingとは?

そもそもBingとは、Microsoft社が運営する検索サービスです。ただ、Google検索に比べて性能が劣っていた為あまり使われていませんでした。かくいう私ももっぱらGoogle派だったのですが、今では毎日Bingを使うようになりました。

新しいBingとは、BingにChatGPT(の進化版であるGPT-4)を埋め込んで大幅に性能がアップした検索サービスです。ChatGPTと同じくAIとチャットをする事が出来ますが、Webの検索機能が搭載されているのが特徴です。対話形式で質問すると、ユーザーにとって必要な情報をわかりやすくまとめて提示してくれます。

例えば、「2022年の検索エンジンの世界シェアと日本のシェアを表にまとめてください。特にGoogleとBingの割合が知りたいです。」と、少し複雑な質問をしても、次のように結果が返ってきます。

シェア率が一覧でわかりやすく提示されているだけでなく、考察まで記載されているのがわかるでしょうか。
さらに、新しいBingに注目が集まっている理由は他にもあります。


2. 新しいBingの優れているところ

ChatGPTの本質は、2021年までのネット上の文章を大量に読み込ませて育てた、とても高性能なただの予測変換システムです。なので、2021年までの情報しか知りませんし、正しい答えを検索する為のものではありません。

新しいBingのチャット機能はChatGPTと異なり、質問内容に知らない情報があった場合はBingが自らWeb検索をし、何ページもの検索結果をAIが要約して答えてくれます。

また、Bingは同じMicrosoftのブラウザ「Edge」の最新版に組み込まれており、ブラウザで今見ているページについてチャットで命令する事が出来るのです。例を見てみましょう。

Edgeで弊社のWebサイトを表示します。その状態で右側のサイドバーにBingチャットを表示させ、このサイトについて質問してみます。

自分:「あなたは求職中のITスキルの高い若者です。表示されているページを見て、職場として魅力的に思う点と、そうでない点を簡潔にまとめてください」

Bing:「こんにちは。このページは、株式会社藤枝事務器商会(JIMUKI,INC.)のホームページです。この会社は、オフィスデザイン・施工・家具販売やOA機器の販売及びメンテナンスなどを行っている会社です。職場として魅力的に思う点とそうでない点を簡潔にまとめてみました。

魅力的な点:
・働くを自由に、楽しく、かっこよくというモットーがあり、オフィス環境やリモートワークのサポートが充実している。
・東京や静岡県内に複数の拠点があり、地域に密着したサービスを提供している。
・1952年に創業し、70年以上の歴史と実績がある安定した企業である。
魅力的でない点:
・従業員数は24名と少なく、人事制度や福利厚生が十分でない可能性がある。
・業務内容が多岐にわたり、専門性やキャリアパスが明確でない可能性がある。
・ウェブサイトやSNSの更新頻度が低く、最新の情報や活動内容が分かりづらい可能性がある。

以上です。ご参考になれば幸いです😊

このように弊社サイトのレビューをして貰ったのですが、厳しい意見も率直に伝えてくれました。
でも最後に笑顔の絵文字を添えてくれたので決して悪い気はしません。

仕事をしてくれたAIに対して感謝も伝えたくなってきます。

実はAIにお願いするとき、丁寧に敬語で話しかけると回答の精度が上がるという事もあるようです。面白いですよね。

まとめると新しいBingは、Windowsに標準で備わっており、最新の情報を検索して要約してくれ、WebサイトやPDFファイルなど表示されている文書に対する校正や要約などのアクションを命令する事が出来たり、本当にたくさんの利点があるのです。


3. 新しいBingを試す前の準備

実際に、新しいBingを試す前の準備としてMicrosoftのアカウントが必要です。

アカウントをお持ちでない方は、事前に Microsoftの公式ホームページにアクセスしてアカウントを取得する、もしくはチャットを使用する流れでアカウント作成も行えます。

Microsoft Edgeの最新版を使って、右上のbの形をしたBingマークを押すと、サイドバーが開きチャットを始められます。またはBingにアクセスして、上部のチャットを選択する事も出来ます。

※パソコンでの利用イメージです

ただし、新しいBingのチャット機能を利用しようとすると、順番待ちリストへの参加が求められる事があります。その場合、まずはこちらの順番待ちリストに申請を行う必要があります。(2023年3月 現在)
順番待ちリストへ登録手順は下記の通りです。

<順番待ちリストへの登録手順>
Bingにアクセスし、チャットを選択
②チャット内の「順番待ちリストに参加」をクリック
③画面に「正常に処理されました。順番待ちリストに参加しています。」と表示されれば申請は完了

順番待ちを経てBingからメールが届いたら、メール内の「start Exploring」をクリック、または新しいBingのトップ画面からチャット機能にアクセスできるようになります。


4.スマホにアプリをインストールしていつでも活用しよう

新しいBingには、モバイル版があります。
外回りなど社外で仕事をしている時やプライベートでのお出かけ時でも、モバイル版なら場所を問わず手軽に活用できます。

先日自分はある大きな店で耳栓を探していました。なかなか見つからず、店員さんに聞いても分かりませんでした。そこでBingくんにスマホで、「耳栓の近くに置いてありそうな商品をいくつか教えて」とダメ元で聞いて見たんです。その答えは「大麦若葉の青汁100% 50包」、そしてまさにその青汁の棚の裏側に見つかった時の感動は凄まじいものでした。

iOSの人はAppStore、Androidの人はGoogle Playから、まずはアプリをダウンロードしてみてください。

※App Storeでのイメージです

アプリを起動し、パソコンと同様にチャット型をしたbのマークを押して、会話を始めてみましょう。


5. 自分で試してみることはデジタル化に向けた第一歩

ChatGPTや新しいBingのチャット機能のように、会話をする感覚でAIと言葉を交わせるようになったことは、火を発見した人類が急激に進化を遂げたレベルの衝撃に似ています。
AIの台頭によって生活が便利になる流れは確かにありますが、AIは決して何でもできるのではありません。得意・不得意があることを理解し、AIと仲良く付き合っていく方法を模索するのがいいでしょう。

まずは、本記事を参考に、ご自身で「新しいBing」を試してみるのがおすすめです!
新しいツールを試してみるのも、デジタル化に向けた大事な一歩。実際に使ってみることで、こんな使い方もできそうかな?こんなことを聞いてみようかな?という発想が生まれてきます。

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