2024.03.19

Microsoft 365、皆さんの会社では使いこなせていますか?
ある調査では、60%以上の方が仕事でMicrosoft 365を使っていると答えています。「Microsoft 365」と「Google Workspace」の利用状況(2023年)/前編 – キーマンズネット (itmedia.co.jp)
普段の業務ではWord・Excel・PowerPointの出番が多いと思いますが、Microsoft 365にはその他にも数々のアプリやクラウドサービスが備わっています。

その中の1つとして存在しているPowerApps(パワーアップス)は、プログラミングなどの知識がない方でも業務用アプリを作成できるとても強力なサービスです。

今回は、そのPowerAppsを用いて、オフィスの来客受付システムを制作してみました。
実際の画面イメージなどもお見せしますので、このようなこともできるのかとご覧になってみてください。

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CONTENTS
1.マイクロソフト社が提供するPowerAppsとは?
2.PowerAppsで作ってみた受付システムをご紹介
3.デジタル活用の促進はJIMUKIにおまかせ
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1. マイクロソフト社が提供するPowerAppsとは?

PowerApps(パワーアップス)とは、Microsoft365の契約に付帯しているローコードアプリ開発ができるアプリケーションです。Microsoft365にはいくつかプランがあり、一般的に中小企業では「Business Standard」や「Business Basic」を契約していることが多いですが、その場合は追加費用なしで使用できます。

ローコードアプリという名称にある「ローコード」とは、複雑なプログラミング言語を使用せず、マウス操作でアプリ作成ができる手法を指します。
多くの人が知っているであろう代表的な業務アプリ、サイボウズ社のkintoneもPowerAppsと同じローコード開発アプリのひとつです。

このようなローコードと呼ばれるツールは、プログラミングやデザインなど専門知識がない人でも使用できると言われていますが、実際に0からすべて作り上げるのはむずかしい場合もあります。


2. 【PowerAppsの活用例】来客受付システムをご紹介

今回は、PowerAppsのアプリケーションを活用し、オフィスで使える来客受付システムを作ってみました。
こちらは実際に作ってみた画面イメージをお見せしながらお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

まず、完成画面はこちらです。大体作成時間は1時間程度です。

お客様に入力いただく会社名や名前、来客対応をする弊社の担当者を指定できるようにしてみました。
このような項目は自由にカスタマイズできるため、企業それぞれの仕様にできます。

お客様情報を入力いただいたら、次にどうなるの?と疑問に思う方がいるかと思いますので、次に進みます。

今回の受付システムの特徴でもあるのですが、お客様が指定した弊社の担当者宛に連絡が届くようにしてみました。
ここでは、マイクロソフトのチャットツール「Teams」と連携することで、チャット連絡で呼び出すようになっています。

このような流れにすることで、受付に人がいない状態であっても来客対応がスムーズです。

また、項目はカスタマイズできるという点をお伝えしましたが、呼び出す担当者が特に決まっていないケースなど、さまざまなシーンを考慮し運用にあわせて作成できます。

せっかくなので、アプリの裏側も少しお見せしておきます。

部署一覧や担当者一覧の設定情報は、実は下のように誰でも使えるExcelから読み込んでいます。

社員の移動があった場合にはこのExcelファイルを編集するだけで、アプリにも反映されます。運用も簡単ですね。

先ほどの担当者宛に連絡が届くチャット連携は、以下のように作成しています。

これもMicrosoft 365に含まれているPowerAutomate(パワーオートメート)で作られています。プログラムっぽい所と言えばここだけで、このたった3つのアクションだけでこのアプリが作られていると考えるとおもしろいですよね。

そして、作ったアプリをiPadなどのタブレット端末にキオスクモードで表示させ、受付に置いておくという仕組みを実現できれば、これは立派な受付のデジタル化です。

ここでは、ほんの一例として作ってみた来客受付システムをご紹介しましたが、PowerAppsの活用用途は多岐にわたります。
オフィス内でのちょっとしたデジタル化を促進できる優れたアプリケーションです。

3. デジタル活用の促進はJIMUKIにおまかせ

今回は、Microsoft365の契約に付帯しているPowerAppsを活用して作ってみた、オフィスの来客受付システムをご紹介しました。

PowerAppsは、一般的な開発のようにプログラミング言語などを用いることなく、業務用アプリケーションが作成できる優れものです。

ただ、冒頭でもお伝えしたように、いくらローコード開発アプリであっても0から作り上げていくのはむずかしいこともあります。
「このようなことできる?」「PowerAppsについて教えてほしい」など、まずは私たちがお客様からお話を伺い、その上で最適なご提案をいたします。

いつでも、お気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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